iビーコンってなんすか?

音声読み上げなど視覚障害者も使いやすいスマホ開発−−東京で第1回UATアクセシビリティワークショップ
<ユニバーサルアクセス>毎日新聞 2015年02月17日

http://mainichi.jp/universalon/news/20150217mog00m040004000c.html

この記事のなかの「iビーコン」、
これ、公共施設の玄関の「ピーーンポーーン」って鳴っている誘導チャイムの代替として利用できそうなので、調べてみました。

「iビーコン」とは、ブルートゥーステクノロジー!

(アップル)iOS:iBeacon について

ざっくり理解すると、以下のようなかんじ。

奥内のあちこちに007の傍聴器みたいなものが仕掛けます。これがビーコン。
(ビーコンは傍聴器のような受信機ではなく“発信器”ですが)
iPhoneを持ってうろうろ歩くとiPhoneの画面に、ピロリンっ♪と通知が表示されます。

その通知を選択すると、詳細が見られるわけですが、
現在、東京国立博物館で体験できます。
トーハクなび

ちょっと前までは、
アプリを立ち上げてなくっちゃピロリンっ♪って通知が出来なかったiPhoneのルールがネックになって、GPSではできない駅の構内やビルの館内の地図を再現することがおおよその発想の限界だったのですが、iPhoneのバージョンiOS7.1からアプリを立ち上げてなくても通知がピロリン♪される様になりました。
そのことで発想は大きく広がるかんじになっているようです。

ブルートゥースの通信距離はおよそ100mまでの3種。おそらくビーコンのプログラムで設定するんでしょう。そうだろう。そうだよね。そうでなくちゃ。

お店の前にビーコンを貼付けておけば「この店のクーポンだよご来店あれ!」という動画

時間をかけなくてもわりと安価で出来るもの、それだけに懸念される予測事項は未知なので心配ですが、まあ出来るといったお話です。

ご参考に:
株式会社むすぶ(オープンビーコンによる視覚障害者の街歩き支援について)2015年2月14日
⇒ PDFです http://www.itrc.net/uat/pdf/5.pdf

参考になったサイト:ありがとうございます!
KUFU(課外活動でiBeaconアプリを開発したよ!ところでiBeaconって何だっけ?)22 Apr 2014
http://kufuinc.com/213

工程表 テンプレート illustrator

ひとりでやるときや、特に問題ないときは必要ないのですが、ちょっと困ったときや、お約束したいときは、必要な工程表。

やむを得ず、今朝即席で作ったものをお清書しました。どうぞお使いくださいませ。
2015年2月から3ヶ月間です。
工程表

⇒ 工程表 illustratorで加工できるであろうPDF(500KB)

illustrator 技術メモ

オブジェクトを増殖させる

縦線を等間隔で32本描くため
「ブレンドツール」を使いました。

ブレンドツールをONにして、
左の縦線の上のパスをクリック
次に右の縦線の上のパスをクリック
ブレンドツールをダブルクリックしてブレンドオプションを表示させ
ステップ数を設定

オブジェクトを増殖させる

等間隔の数字を配置する

あらかじめ
文字ツールでタブくぎりの数字を打っておきます
ウィンドウ > 書式 > タブ

中央揃えタブの矢印を選び
位置の数値を入力
詳細設定から「タブの繰り返し」を選択

等間隔に数字を配置する

増村保造の映画メモ

女経 第一話 耳を噛みたがる女

(1960)
主演: 若尾文子

22

短編です。
だるま船に住んでる 若尾文子扮する きみちゃん が お金を稼ぎながら がんばって生きていくお話。
クラブ勤めでは お客さんに おとうちゃん入院するの とか、のらりくらりとウソをついてお金をまきあげ「ぼろ車のくせに新車みたいな顔しやがって」っていわれたりします。

川っ縁のSTAR HOTEL
だるま船
兜橋 日本橋
ネオン街「クラブ オペラ」
ホテルにモディリアーニの絵

財閥の息子まさみぼっちゃま すましたお嬢様との結婚前日、独身最後の日だときみちゃんと思う存分遊ぶも きみちゃんを好きになってしまう。
何も知らなかったきみちゃん。ホテルからひとりで帰った友人宅で、大好きな まさみが結婚することを知り、寝込んでいるところに「きみちゃん。好きだ。結婚してくれ」と家まで走ってきた まさみに「昨夜のことはぜーんぶウソ」と うそをつきます。

「失恋なんて へーっちゃら。風邪ひいたようなもんよ」
「さ でかけなくっちゃ。兜町」
ああ きみちゃん!

《参考》
『女経』短編 三部作
増村保造監督、主演:若尾文子「第一話 耳を噛みたがる女」
市川崑監督、主演:山本富士子「第二話 物を高く売りつける女」
吉村公三郎監督、主演:京マチ子「第三話 恋を忘れていた女」

第三話
京マチ子の京都弁と
後半 アコーディオンの伴奏に「好き〜好き好き〜」アンニュイな男の歌がかっこいい映画

三話終わるとクレジットが流れ、
音楽:芥川也寸志(山葉エレクトーン使用)
とあった。ヤマハエレクトーン?

最高殊勲夫人(さいこうしゅくんふじん)

(1959)

21

出演: 若尾文子, 川口浩, 宮口精二, 船越英二
音楽: 塚原哲夫

時代の生活の風景満載。

電話交換手電話盗み聞き?!
32系統式信号機?!
ロカビリーカフェ?!

小気味良さばかり目立つけど、脚本もいいと思うの。
通勤電車で本音をもらす父親と娘の会話のシーンなんてすごくよいんです。

若尾文子がめちゃめちゃかわいい映画。
カラッとした女 金田一敦子のふじこ役もかわいい。

保護中: 写真です

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心の六道

世の人はめしくらふ時はおがめども 糞ひる時はおがまぬぞ
運の前ガリハアトのびんぼう 給料の前がりのゴトシ

部分
部分

某所の衝立に表装されていたものです。
陶芸家濱田庄司のお父さん 濱田久三が描いた昭和初期の作品 とのこと。
大きい全体を見る(3.4MB)

全体
全体

妙蔵寺(2014年6月)

池上に田んぼができたという話はちらほらと、うかがい知っていたのですが、
ちょっとよいきっかけ(※)があり、
横須賀の池上、妙蔵寺に行き、副住職にお話をおうかがいすることができました。

妙蔵寺は、山奥ではなく、アスファルトの大きい道路から少し入ったところにあります。
中庭の人工的な風景の中に、いきものの気配が濃密で、たいへん驚きました。
緊張していたからかもしれません。
その日はたまたま、よい風が吹いていただけなのかもしれません。
いえいえ。それには、ちゃんと理由がありました。

2014年6月20日 正午ごろ

妙蔵寺 本堂の瓦屋根

瓦屋根の反りがとてもきれいで印象的な本堂
鬼瓦がかっこいいです。

平成18年に葺き替え工事をおこなった本堂の瓦
鬼瓦は、静岡の藤枝で作られたそうです。

妙蔵寺の湧き水

妙蔵寺の中庭

庫裏の中へとおしていただき、中庭を望むお部屋に案内されると、
池のある美しい庭と、こんこんと流れ出る水の風景が、目に飛び込んできます。

大きい池の水量は、およそ60トン。
池の浄化ポンプからの排水は一日約1トンなので、同量の湧き水があるのではないかとのこと。
この湧き水は、平作川主流の源流のひとつとなっています。

敷地の自然環境

中庭は生物たちが活き活きとにぎやかなので、お話をうかがっていた90分の間、目が離せませんでした。
まるでテレビのネイチャードキュメント番組のようで...

エサになる小さい虫を取っているのでしょうか、気持良さそうにツバメが飛んでいます。
風で山の木々が鳴り、水の音、コゲラの声、
シジュウカラの親子がさえずりながら庭の木々にとまりわたって長い間、遊んで(?)いました。
5種類のトンボを見かけました。
猫が一匹、中庭をのんびり横切って行きました。
人間の子どもが、ご挨拶にきました。(副住職の娘さんです 笑)

副住職のお話

(田んぼを作られたことについて、お話をうかがいました)

以前は山の木を利用して薪を作っていましたが、
ずいぶん前からそのようなことがなくなり、山の整備は滞っていました。
9年前、当時大学生だった天白牧夫さんから、
環境に関するフィールドワークのために、力を貸してくれないかと話がありました。

現在は彼が関わっている、NPO法人三浦半島生物多様性保全の方々や、大学の生徒さんも加わり、
荒れてしまった林の再生の研究に、寺の敷地は活躍しています。

竹と竹の間隔は傘をさして歩けるくらいが丁度よいといいます。
竹林は放っておくと竹が密集し過ぎて、なにも住めない場所になってしまうため、竹林も整備をおこなっています。

妙蔵寺の参道の竹がき

(伐採した竹は、様々に利用しているそうです。
山門から本堂への参道脇の竹がきも手づくりでしょうか、なんともしっとりとした風景を感じます。)

また、空き地だった広場に田んぼを作りました。
昔は田んぼがたくさんあったはずの衣笠から平作、池上に、小さいですけど水田ができました。
季節になるとカエルの声も聞こえます。
私たちもお米づくりからたくさんのことを学ぶことができました。

「自然」のことを英語で「ネイチャー」って言います。
あまり人間が介入していない印象のある、西洋の自然への考え方と違って、
日本人の「自然」という言葉の感覚には、
人間の生活が、木や植物、生き物にたずさわって活動するイメージが色濃いんです。
「自然」という漢字には、自分の「自」が含まれていますでしょ。

天白さんの考える、自然との共生という考え方に共感しています。
「保護」とか「保全」などという言葉以前に、
虫や鳥がいないとさみしいです。
今では希少になってしまった生物を、後世の子供たちに「いっぱい穫ってもだいじょうぶだよ」って、いつか言えるようになれば嬉しいですね。

(他にもいろいろお話してくださったのですが、メモしたことを記しました)

さいごに

「自然保護」「環境保全」は、考え方も方法も人それぞれ、ひごろの意識もみんな違います。
なにもしないことで、良い環境が守られるわけではありません。循環を考えずに「殺すのはかわいそう」にとらわれるのは保護ではありません。

じゃあどうしたらよいの?

考える事をやめなければ、難しいことも正解に近いものは出てくるんだって思います。
今回、お寺に行ってよかったです(^_^)

(※)三浦半島を自転車で巡って絵を描いたり観察する達人、中林千秋さんに「大声大会」のご案内をいただきました。くわえて同日、三浦半島自然保護の会の方からいただいた会報誌「自然のたより」655号の論説「ツバメ〜人と共生する数少ない野生動物〜」に妙蔵寺のことが書かれており、よい偶然と思い、妙蔵寺へ、早速次の日の、2014年6月20日おうかがいしました。

お忙しい時間に突然訪問してしまいましたが、とても丁寧にお話をしてくださいました。妙蔵寺さま、ありがとうございました。

よこすか大声大会2014のポスター

妙蔵寺では夏に「大声大会」というイベントを開催します。
斬新な企画と目を引くポスター、2014年 のキャッチコピーは『「117.2db」超えるのはだれだ?』シビれます!

くわしくは
よこすか 大声大会

(「衣笠商店街写真日記」にも掲載させていただきました)