女経 第一話 耳を噛みたがる女
(1960)
主演: 若尾文子
短編です。
だるま船に住んでる 若尾文子扮する きみちゃん が お金を稼ぎながら がんばって生きていくお話。
クラブ勤めでは お客さんに おとうちゃん入院するの とか、のらりくらりとウソをついてお金をまきあげ「ぼろ車のくせに新車みたいな顔しやがって」っていわれたりします。
川っ縁のSTAR HOTEL
だるま船
兜橋 日本橋
ネオン街「クラブ オペラ」
ホテルにモディリアーニの絵
財閥の息子まさみぼっちゃま すましたお嬢様との結婚前日、独身最後の日だときみちゃんと思う存分遊ぶも きみちゃんを好きになってしまう。
何も知らなかったきみちゃん。ホテルからひとりで帰った友人宅で、大好きな まさみが結婚することを知り、寝込んでいるところに「きみちゃん。好きだ。結婚してくれ」と家まで走ってきた まさみに「昨夜のことはぜーんぶウソ」と うそをつきます。
「失恋なんて へーっちゃら。風邪ひいたようなもんよ」
「さ でかけなくっちゃ。兜町」
ああ きみちゃん!
《参考》
『女経』短編 三部作
増村保造監督、主演:若尾文子「第一話 耳を噛みたがる女」
市川崑監督、主演:山本富士子「第二話 物を高く売りつける女」
吉村公三郎監督、主演:京マチ子「第三話 恋を忘れていた女」
第三話
京マチ子の京都弁と
後半 アコーディオンの伴奏に「好き〜好き好き〜」アンニュイな男の歌がかっこいい映画
三話終わるとクレジットが流れ、
音楽:芥川也寸志(山葉エレクトーン使用)
とあった。ヤマハエレクトーン?
最高殊勲夫人(さいこうしゅくんふじん)
(1959)
出演: 若尾文子, 川口浩, 宮口精二, 船越英二
音楽: 塚原哲夫
時代の生活の風景満載。
電話交換手電話盗み聞き?!
32系統式信号機?!
ロカビリーカフェ?!
小気味良さばかり目立つけど、脚本もいいと思うの。
通勤電車で本音をもらす父親と娘の会話のシーンなんてすごくよいんです。
若尾文子がめちゃめちゃかわいい映画。
カラッとした女 金田一敦子のふじこ役もかわいい。