視覚障害者向け総合イベント『サイトワールド2011』

11/2(水)行きました。
視覚障害者向け総合イベント「サイトワールド(Sight World)」
http://www.sight-world.com/

錦糸町駅前のビル、2フロアで展開される視覚障害者のためのイベントです。
イメージして丁寧に試験して製品に仕上げる物づくりの方法や、今足りないものなどなど、あれこれとあらためて考えることができました。

展示会場でお話が聞けたもの、気になったもののメモです

《道案内ナビゲーション 歩行に関するもの》

  • ことナビ
    道案内インターネットサイト「ウォーキングナビ」
    http://walkingnavi.com/
    データベースはまだ少ないのですが、視覚を「ことば」で伝えること、ルールの一端を学べます。
    例:横浜市役所(JR根岸線 関内駅)
    http://walkingnavi.com/text_map.php?area=2&rno=431
  • 新潟大学工学部福祉人間工学科 渡辺研究室
    http://vips.eng.niigata-u.ac.jp/
    複数のプロジェクトの発表がありました。
    その中でも印象的なのが「携帯電話を使った経路案内システム」
    メールで以下を送ると経路案内が受信できるシステム
    送信先:kotobanavi@*.com(*はgmail)
    題名:目的地
    本文;出発地またはGPS情報
    「出発地、目的地に誤りがある、もしくは出発地、目的地が見つかりませんでした。もう一度ご確認ください」とか、ん?そこじゃないなー。といった返信が来るが、返信されるだけでも嬉しい
  • トレッカーブリーズ(2011年末発売予定 価格未定)
    携帯型音声GPS地図端末
    携帯電話でできないシステムではなさそうですが、ボタンがシンプルで使いやすそうです
    動画;http://video.mainichi.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48227968/48227968peevee424455.flv
  • 音声標識ガイドシステム(約500,000円 + 工事費)
    端末「シグナルエイド」は単体で 12,000円
    http://www.ikeno.co.jp/fukushi/onsei-ittai.htm
    「メロガイド」という家に設置する受信機と端末の送信機のセットもあり(51,800円)
    例えばタクシーから降りても玄関の場所が解らないときなどに使うそうです。仕様次第ですが、端末を持っている人の来訪が感知できるのであれば施設などでも活用できそうです。
  • 自発光タイプ点字ブロック
    イルミネーションみたいでキレイですが、仕事が終わって緊張ほぐれた帰り道に点滅する歩道は歩きたくないなーとも思ったりします。
    余談ですが、太陽電池モノや蓄電されて何年も光り続けるものを見かけると、ついつい廃墟になった漫画みたいな風景をイメージしてしまう。個人的には大好物です。
    http://kk-tanabe.jp/product/flashdot.html

《文具的なもの》