柴田敏隆さんの本

  • 「カラスの早起き、スズメの寝坊」新潮社
    http://www.shinchosha.co.jp/sensho/editor/2002/603515.html
  • 「私の愛鳥講座」東京書籍
  • 「鳥の行動学」ナツメ社
    http://www.natsume.co.jp/book/index.php?action=show&code=004150

夜に鳴きながら飛んでいく鳥の正体が解りました。小学校の頃からの謎でした。
読んでいて「あーっ」と言ってしまったり、笑ってしまったり、
全編とっても面白く、わくわくしながら読みました。

あらためて群れる鳥を愛でながら観察するのが楽しくなります。
共存とは。保護とは。と、じっくり考える事のできる本です。

シナントロープ(Synanthrope): Anthropos=人類 Syn=〜とともにという意。
野生の独立性を堅持しながら人類文明の都合のよい部分はたっぷり利用させてもらうという、ちゃっかりかつ図々しい行き方をする野生動物をいいます。

ソアリング(帆翔 はんしょう): 翼を広げて上昇気流を利用した旋回飛翔のこと

網上構造: 水面、氷面、岸辺で生活する水鳥にみられる、脚のつけねの部分の血管構造。動脈のまわりを静脈が網のようにとりまいていて、脚の先に送られる熱い動脈血の熱を網状の静脈血に移して冷たくなって脚の先に送られ、脚の先から冷えて冷たくなって戻って来た静脈血がこの動脈血に暖められ、体内に戻る。
熱い血液のために立っている氷に穴が開いたり、冷たい血液で全身が冷えきってしまわないための驚くべき構造