取っても捨ててはもったいないので、食べられるように料理してみました。
捕まえ方のコツ
採取は田んぼに入って捕まえます。
ザリガニの背後にまわりこみ、サギ(鳥)になった気分でヒュッと手をすばやくのばし捕らえます。(私はザリガニのハサミが怖くて、おもいっきり手が伸ばせず、まだ1匹も捕まえられたことがありません)今回の食材は達人からいただきました。
はやく上手につかまえられるようになるね ありがとう
下ごしらえ
このザリガニは無農薬の田んぼで取ったものです。
育つ環境によってさまざまかもしれませんが、このザリガニたちは、泥臭さも数時間水道水に漬けて数回水を取り替えると臭みもなくなりました。
調理は明日と決めていたので、
共食いしてしまわないように、ペットボトルや牛乳パックを利用して一匹ずつ分けました。狭くてごめんね。
うっかりすると脱走するので注意です。
死んでしまったものは迷わず捨てたほうがよいような気がします。
お酒に漬ける
日本酒もワインも在庫が少なかったので、今回は紹興酒を使いました。
元気よく暴れます。
おいしくなるかどうかは解りませんが、細かい汚れが落とせるかんじがします。なので、鍋を30分間ガラガラとゆすり回してました。
さばき方
エビをさばくときの要領とおなじです。
左手で頭をおさえ右手で首の横から、ムキっネジっと頭部分を取り、胴の殻とお腹の殻も剥いていきます。
半透明のむき身には、縦に黒い太めの背わたとお腹にも細長いワタがあるので、とりのぞきます。
海老フライっぽくするため、尻尾を残して剥いてみました。
ポイント
火をとおすと、くるっとまるまってしまうので、お腹に包丁をいれます。
きもちわるいです
胴を切り離しても歩きます。
殻を剥いているときもクネクネ動いたりします。
はじめは無心になって作業してたのですが、6匹目くらいから「マジ!キモ!キモ!」と言いながら剥きました。
剥けました
剥くとジオラマに使えそうなほど小さいです。
全部で11匹。むき身にするのに30分くらいかかりました。
食べない頭のほうが まるっきり量が多いです。
調理
ここから、やっと「ごはんをつくる」気分になります。
卵、水、小麦粉で天ぷらの衣を用意します。
油は中火、低めの温度でじっくり揚げました。
揚がりました。塩をふって食します。
どんな味?
かためのプリプリ、エビというより味のある鶏肉のようで、まったく美味しいです。
ただ、小さい!
ポイントおさらい
腹に包丁いれたのに、丸まって揚がってしまったのも「小さい!」の原因です。
竹串をさして整形したり、飾り包丁でむき身をひろげるとか、丸まらない細工をするとよいと思いました。
あと、ザリガニは生で食べられるものではないので、殻を剥いた後は、しっかり手を洗うとよいです。使った調理器具も同様です。
クレイフィッシュといいます
火をとおす前のザリガニの身は、予備校に通っていたときによく嗅いでいた水粘土の匂いがしました。懐かしい...。
ザリガニのことを英語で「クレイフィッシュ」というのですが、なるほど、泥の魚?と思いきや、綴りは、「Crayfish」。泥の綴りは「Clay」なので、クレイフィッシュは「泥の魚」ではないのです。
Crayfish の Cray は Crazy(クレイジー) の クレイ。なのかな? カーチャン!ヤバうまうまだよ!!