横須賀 平作の清水豆腐店、
今日は特別に豆腐づくりを見せていただきました。
清水豆腐店はお父様の代からのお豆腐屋さん
アキさんは、亡くなられたお父様の後を次いで、2017年3月までお店を守ってきました。
お店の道具は40年以上使い磨かれピカピカできれいです。
「お豆腐はタンパク質なので、固まると取れなくなるの。豆腐づくりのうち、7割は道具を洗うことかもしれませんね。」
豆腐を作りながら、使った道具は金束子や亀の子束子で磨いて手早く片付けていきます。4月ですが水は冷たく、冬などはとても大変そうです。
「いえいえ、夏も暑くてなかなかですよ」とアキさん。
アキさんの作る大きい がんも はケーキのようで大好きだったので、お店がなくなってしまうのはとても残念なのですが、
ボイラー、大豆のグラインダー、大きい圧力鍋、油圧の絞り機、お豆腐のお風呂、、、どれも豆腐づくり専用の道具ですし、据え付けだったり連動している機械もあるので、設備を維持するのもたいへんです。
「いつ壊れてもおかしくない頃ですし、お豆腐づくりは力仕事ですからねー」と、工房の棚の上にあったラッパを見せてくれました。お父様が使ってたお豆腐屋のラッパです。
「これは処分できない道具のひとつですね」とアキさんが言いました。
お豆腐ができあがったころ、飼い猫のキーちゃんが奥の部屋から顔を出しました。