ホームページの迷惑メール対策

ホームページにメールアドレスを表示したころから、迷惑メールが多くなったという話をよく耳にします。

「お問い合せは、aaa@aaa.com へお送りください。」
「お問い合せは、このメールアドレス へお送りください。」

ホームページにメールアドレスの文字列が見えていても、見えていなくても、あまり違いはありません。

迷惑メール送信を目的としているロボットは、表示されている文字を見るよりソースを見る方が得意です。
表示されていなくても、メールアドレスらしい文字列は根こそぎ採取していきます。

どうしたら、ロボットにメールアドレスを取られないようにしたらよいのでしょう。

(1)一番よい方法は、
「お問い合せは、aaa★aaa.com へお送りください。(★を@に変更してメールアドレスとしてご利用ください)」
などと表示し、
<a href=mailto:***@***>などのソースも書かないこと。

迷惑メール対策としては、今でもこれが最良の方法です。

それでは利便性に欠けると、お思いの場合は、

(2)googleMailの利用も効果的なようです。

GoogleMailは機械的な送信によるメールを排除する技術に長けているため、
迷惑メールフィルタとして巡回させて利用している人も多いです。

ところが、以前

問合せ先がフリーメールとは失礼な!

というご意見をいただいたことがあります。
そう思われる方もいらっしゃるし、同じ意見を持つホームページ提供者もいらっしゃいます。

そんなときは、

(3)フォームメールの利用

問合せなどのフォームメールの構造は、メールアドレスを記述してあるデータファイルが外部から見られないようになっています。

これなら、送信先がフリーメールでも、お叱りを受けることもなくなります。

さて、これで安心?

いえいえ、安心してはいけません。
問いに「この内容で送信する」などの必須項目のチェックボックスを設置したり、
入力された文字に条件を付けをして、条件にあわなければ、送信ボタンを押しても送信できないように制御したり、工夫してください。

フォームメールは、メールを根こそぎ採取するロボットには効果がありますが、
「あ。このソースはフォームメールだ」と判断すると、どんどん送信する別のロボットの餌食になります。

私は、なにかトラブルがあったときは、イタリアのボローニャに住んでいる14歳の男の子の仕業と考えることにしています。
気がついたときは、焦らずにすみやかに対処していきましょう。